竹本 治3月31日5 分マイナス金利政策解除後の世界(コラム#032)日銀は3月に「マイナス金利政策」を解除した。「脱デフレ(=低成長)は、日銀が主に担う仕事ではない」ということは、世間にようやく理解されてきたようであるが、仮にインフレが深刻化し、同時に低成長が続くこととなった際には、「中央銀行に何を期待すべきか」が正面から問われることになる。
竹本 治2023年9月30日4 分今はインフレなのか、デフレなのか(コラム#026)政府は、ガソリン代への補助などのインフレ対策を積極的にしながら、もう片方では、依然「デフレからの脱却」を目指すべきとしている。日本では、「デフレ」という言葉が、「低成長」をも意味してしまっているが、物価の継続的な下落である「デフレーション」と「低成長」とは峻別すべきである。